柚子の収穫からの学び
おはようございます。
このブログで何度か取り上げた、
「柚子」
について。
最初は実が落ちてしまったり、やっと収穫できると思ったら猛暑で根っこが腐ってしまったりで
失敗続き。
今の苗にその時の反省を生かして、二年目。
やっと収穫できそうです:
鉢の材質に気を配り、肥料も根っこに効くもの、葉っぱに効くものと使い分け。
そして毎日のように産み付けられる蝶やハモグリバエの卵の処理。
柚子を含む柑橘類を育てる大変さを、深く理解できました。
気を配っているつもりでも、ちょっと気を抜いたり、手を抜いたりすれば
あっという間に苗の生命力が落ちてしまう。
今回は写真に写っている7つの実がなりましたが、これも大変面白く、奥深い事です。
幹が反っているのを見ていただけると思いますが、もしこれ以上の実がついてしまえば
その重みに耐えられなかったでしょう。
成長期に次々に落ちていく
「小さな実」
に大変心配していました。
弱いものは指が触れただけ、強い風が吹いただけでも簡単に落ちていきます。
反面、
残った六個は、こんなに育っているのに強固に枝についています。
「自分が育ち、子孫を残す」
という事に、強固な信念と知性を感じずにはいられません。
これらの事は組織運営や、人材育成についても深い示唆を与えます。
現代、多くの知識をスマホから即物的に得ているのを感じます。
その危険性は、スマホ自身が
「禁断の実:リンゴ」
をかじっている画像として表現しているにもかかわらず、
人は心を奪われてしまっています。
人は本当に多様です。
多くの人と出会い、別れる。
人を嫌ったりすることは、負のエネルギーを費やしますが
後になって、それが自分の成長にとって不可欠だったのだと気付かされます。
無差別に多くの人と付き合う事は、柚子がすべての実を育てようとしてしまう事で
自分をダメにしてしまいますから。
最近の風潮、コスパやタイパ。
そして行きつく先は、なんでもAIに聞いてしまう。
それは、根を張ったり、幹を強くしたりせずに実をつけようとする行為に思えてなりません。
柚子の木が話せれば、きっと人を戒めようとするでしょう。
柚子は真剣にまっすぐに生きていますから。
今日も読んでくださりありがとうございました。












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