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2018年2月19日 (月)

電気自動車(EV)の今後

おはようございます。

先週は、EVシフトの行方についての講習を受けました。

EVというと最新の技術のように感じますが、自動車の歴史を振り返りますと:

ガソリン自動車はドイツのダイムラー社により1886年に、

電気自動車はそれより13年前に、イギリスでそれぞれ実用化。

当初は電気自動車の方が人気があったそうですが、

1908年にT型フォードが圧倒的コストパフォーマンスで市場を席巻。

電気自動車ブームはあっという間に去ってしまったそうです。

ただしエジソンは電気自動車こそ本命と考え、1912年に実現した車では

一回の充電での走行距離160kmを成し遂げていたそうです。

流石エジソン、100年先取りしていたんですね。

現代は環境問題もあり、自動車のEV化が進んでいると考えますが、

車が排ガスを出さないことより、どうやって電気を作るかのほうが問題です。

石炭火力発電で作った電力で充電しても、環境対策にはなりませんから。

ただ、現在は各国の法規制により、車を売るならEV化を進めなければいけない状況になっています。

ここにもからくりがあることを学びました。その前提として:

  1. フォルクスワーゲンのディーゼル不正問題:欧州メーカーはディーゼルこそ環境対策車といってきたが、その計測方法に不正があった。ディーゼル拡販はイメージ的にも難しくなり、方針転換した。
  2. ドイツは2050年までに再生可能エネルギー発電比率を80%に上げるという国家目標に向かって進んでいる。
  3. ハイブリッドで攻勢をかけるトヨタ包囲網。これこそが環境規制に名を借りた、欧州の勝手なルールつくり。

欧州はスキー複合競技に見られるように、自分たちに有利になるようにルールを変えることがありますが、

自動車についてもそうなっています。

なぜそう言えるのか?

最近の車カタログを見ると、ベンツやBMW等大型の車にPHV(プラグインハイブリッド)が目立ちます。

これは自動車会社が売るすべての車のCO2排出量(=燃費)を一定基準以下にしないと

罰金が科せられるというルールがあるからです。

当たり前のように感じますが、その計算方法がおかしいです。

細かい計算方法がありますが、割愛して要点を言うとEV走行を少しだけしかできない車(すぐにエンジンが動く)

の方が、EV走行を長くできる車より「環境にやさしい」という判定がされてしまいます。

さらにおかしなことに、EV走行距離が同じ車の場合、HV走行(エンジン駆動)のCO2排出量が大きい方が

「環境にやさしい車」と判定されるルールになっています。

まったくおかしな事です。

実際BMW最上機種の7シリーズに、740eという車がありますが、電気の実で走れる距離は20キロほど

さらにガソリンが45リットルしか入らないため、2トンを超える車ではあっという間に

ガソリンを消費してしまいます。

なぜこんなスペックで売り出したのか不思議だったのですが、トータルCO2排出規制逃れの為と考えると腑に落ちます。

運転すれば素晴らしい車で、普通のガソリン車よりはるかにコストがかかっているのがわかりましたが、

なんと7シリーズの中ではこのモデルが最安値で販売されています。分かりやすいです。

そんな外圧に負けずに、日本のメーカーもより良い車を生み出していってほしいです。

今の世間風潮では長時間働くこと=悪となっていますが、

仕事が面白ければそんなことないと思います。むしろ自分を育てますし。

もちろん体調を壊すのは問題ですが、好きなことをしているときは体は応えてくれると思います。

近い将来を予見させる話として、こんなことを指導いただきました:

東京においては6割の人が集合住宅に住んでいるそうです。

電気自動車を普及させるには、なんといっても自宅に200V給電出来る設備があることが必須です。

集合住宅にあらたに何らかの設備をつけるには、住民合意が必要ですが

当然車を持っていない人はそんなものにお金を使いたくありません。

とここで話が終わってしまってたのですが、

2018年の東京都予算に、集合住宅への充電設備補助金が付いたそうです。

トヨタも電気自動車開発に本腰を入れてきそうですし、一気に広まりそうです。

ただし補助金がついても、やっぱり車を持っていない人は「邪魔だ」と文句が出るかもしれませんね、

それについては「エレベーターと一緒」と考えればよいと。

一階の人には必要のないエレベーター、でも文句言う人いませんよね。

それは上階の人にとっては必須なものだからです。

EV給電装置もこれからはエレベーターと同じくらい普通のものになっていきます。

エンジンの鼓動が好きな自分としてはさみしい思いですが、

残されたエンジン車との生活を満喫していきます!

古いものにも味があってよいですが、やはり絶対的に新しい方が良いものもあります。

Photo

日向の会議室で使われていたエアコンです。軽く40年以上使っていたものです。

先日の大雪でついに壊れてしまいました。

壊れる寸前まで温/冷ともに活躍してくれました。

新しいものが入りましたが、風量が全く違い温度コントロールも繊細で快適です。

古い機会にも、新しい機会にも感謝です。

今日も読んでくださりありがとうございました。

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