« 西澤潤一先生 第二回 | トップページ | 言葉の怖さ »

2018年11月19日 (月)

韓国の話

おはようございます。

今朝の東京は曇り空ですが空気がしっとりしていて、寒さもそれほどでなく気持ち良い朝です。

会社につき、着替えていると朝早くからどこからかプレス機のリズミカルな音が聞こえてきました。

かつての墨田区では当たり前の音だったのですが、最近は減りました。

その音を聞いていて、ふと思いました

「乳飲み子からこの音で育てば、リズムを正確に刻めるようになる」

「音楽家や歌手への近道かも」と。

余談でした。内容に名はいります:

先週は、韓国企業で働いていた方にご指導いただきました。

韓国の話はネット上にあふれていていますが、冷静な議論が成立しなくなっている気がします。

感情論昂ぶりが一方的な「怒り」に高まってしまうと、理性が吹っ飛んでとても危険な状態になります。

今日の韓国の話は、現実に起こっている事のみを書きますが、

もし反論や修正依頼等あれば遠慮なくご指示ください。私も勉強になりますので。

韓国の話をする前に、韓国から見える、日本の物づくり企業の危機についてお話しいただきました:

具体名を挙げるまでもなく、日本の大手モノづくり企業は危機的状況で、

すでに多くの会社が中国、台湾を中心とする勢力の支配下にあるのが現状です。

その落ち込んだ分、韓国企業が伸びたというのが数年までの状況でした。

では講師の働かれていた韓国企業の仕事の進め方はどうだったのか、

なぜそんなことができたのか?

  • 日本企業は、すぐれた研究開発が製品に結びつかないことが多い。

  • 研究開発が会社としてのプロジェクトになっていない為、同じようなことを社内の複数部所で開発してしまう。

  • 韓国大手企業では、研究プロジェクト毎に本社と契約して進捗状況を管理する。

  • そして技術を審査する部門が、各技術部門より組織上上位にある。これは日本の組織ではみられない形態。

  • 韓国企業では、製造工程を客先(国別)に最適化している。過剰品質=高コスト体制を防ぐ意味で。日本では常に究極を目指そうとしている。

  • 日本企業は自社技術を囲い込んでしまい、他社との共同開発をほとんどしない。

  • 韓国→チャレンジすることを評価 日本→失敗に対するペナルティ

  • 韓国企業は国際標準規格にかかわる部所に社内で最も優秀な人(ほとんどが海外留学組で、とんでもない人脈を持っている)を配置し、海外に積極的に派遣をする。

  • 韓国企業はリーダーにカリスマ性があり、トップダウンだから決断が速いと言われるが、それだけではない。数十億円規模の投資は社長決裁が不要など、権限の委譲が進んでいる。

ここまで書いてきたことは韓国がスマホ・半導体で世界トップに立った理由であるが、現状は中国に激しく追い上げられ、スマホに関しては完全に抜かれているのが現状。

では韓国が視界不良になってきている原因は:

  • 日本も韓国も儒教思想という意味では共通に感じるが、実際は違う。日本は「忠」を重視した主従関係だが、韓国では「孝」を重視した血縁関係。

  • よって一族が財閥を牛耳り、従業員と大きな格差が生まれる。各財閥のトップや役員が従業員への暴力事件等を起こし社会的問題となり、懲役判決を受けることもあるが、いずれも恩赦・放免で保釈されてしまう事が多い。

  • 色々な基準を財閥の都合の良いように変えてしまう。審査監督する側が財閥へ天下る事を目指している風潮がある。

  • 最近の日本は定年延長で65歳まで働けるようにという話があるが、韓国大企業では38歳、45歳という壁がある。38歳で部長になれなければ早期退職、45歳で役員になれなければ定年。重要な職に就かず56歳まで残っていれば「盗人」と呼ばれる。

  • ただし正社員への手当はとても厚い。社員の子供の海外留学費用も半分負担したり、役員になると交際費200万円/月とも。

  • 上場企業の利益の内62%をサムスンとSKの半導体部門が稼いでいる。中国の急速な追い上げで将来見通しが視界不良に。

  • AIや車載半導体への進出に次世代を託しているが、AIで先行する米国、車載半導体で圧倒的に強い日独は手ごわい。

  • 韓国ではモノづくりをする人を「社会的に低くみなす」風潮がある。大学で理工学の博士課程を優秀な成績で修了した人が「人事部を希望」することが普通に起こる。

  • 最近は政治リスクが高まっている。文大統領は学生活動家だったが、64の重要政治ポストの内23がその仲間で占められている。そのほかも元市民活動家が多数。日本で例えると、かつての全共闘が政府を運営している状況に近い。

  • よって政策としてはどこまで行っても労働者寄りになる。2018年は2017年比較で最低賃金が14%上昇し、来年は更に10%上昇する予定。日本より高賃金になる。

  • 企業は防衛手段として人員削減をせざるを得ない。結果若年者の首が切られやすくなり、大卒者の30~40%に就業先がない、また直近では40歳代の失業率も上がってきている。

  • この結果、富めるものはより富み、貧しいものはより貧しく(貧しさの固定化)が起きている。

  • 当然製造業の海外進出が加速している。製造業の雇用人数は2018年8月には前年同月より10万5000人減少。ベトナム、中国、米国、日本、インドで現地雇用をしている。

  • この結果、北朝鮮とのビジネスに活路を見出そうとする雰囲気が醸成されてきている。一般市民にも北の支持者が増えてきている。

  • しかし北朝鮮は米国や中国の経済制裁によりとても厳しい状況。何とか韓国を引き込みたい、そして文大統領は北の代理人のように動いているように見えている…怖い状況。

  • 北朝鮮は森林が完全に破壊されている(燃料として木を切りつくした)、そして電線は銅を取るために盗まれてしまう。まったくインフラがない。エネルギー枯渇し、発電所を作っても送電できないので無意味な状況。

  • 韓国と北朝鮮は、経済規模に30倍の差がある。

  • 北を正常運営させるには、エネルギー、鉄道、道路のインフラ整備に20兆円位かかる。どこが負担するのか?

  • 北とビジネスをするにはインフラ整備の前に「約束を守る(国)」であると認識されなければならない。

  • 最悪のシナリオとしては、韓半島が世界的に孤立し、北主導の核を持った統一朝鮮ができてしまう事だが…

その他学んだこと:

  • 韓国は世界的に優秀なプロゴルフ選手が多数いるが、国際規格のゴルフ場は済州島に一つしかない。山の南側斜面は伝統的にお墓を作るため。もしお墓を移す場合は、その儀式だけで14年かかるので現実的に不可能。

  • 日本では北朝鮮による拉致被害が問題になるが、韓国ではかつては数万人、現在でもはっきりしているだけでも1,000人以上の被害者がいる。政府はこれを全く問題にしない為、被害者家族の怒りは相当。

まとめ

韓国は隣国であり、天皇家と韓国王室は親戚関係です。近いからこそ問題が大きくなる。

当事者同士での話であればまだ解決もできる可能背もありそうですが、現代はそう行きません。

韓国の宗教は仏教が主ですが同じくらいにキリスト教が盛んで、英語教育も進んでいます。

キリスト教が入り込んだ世界は、かつてのローマ帝国ですら良き方向に行かず滅びる。

まったく不思議なものです。

日本ではキリスト教がほとんど普及しませんでしたが、それは今回の話にもある「階級制」「奴隷制」が

ほとんど無かったからかと思います。

かつての日本は宗教が入り込むすきのない、「忠義」の国でありました。

ただ現代その様相も急速に変わってきており、日本人も変質してきていると思います。

それぞれが世界情勢がどうなろうとしっかりした自分を持ち、周りを良くしようとする。

外に目を向け、他者を評論する前に、まず自分を鍛え自立するのが

良き社会実現の唯一の道です。

写真ですが、先週の秋晴れの日に屋上から撮影しました:

2018

気持ちの良い写真です!(写真ネタ切れで、いつものアングルでした。)

今日も読んでくださりありがとうございました。

« 西澤潤一先生 第二回 | トップページ | 言葉の怖さ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1378527/74601425

この記事へのトラックバック一覧です: 韓国の話:

« 西澤潤一先生 第二回 | トップページ | 言葉の怖さ »

フォト
無料ブログはココログ