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2018年11月 5日 (月)

西澤潤一先生

おはようございます

土曜日は気持ちよく晴れました。

文化の日(明治節:憲法公布の日)という事で明治神宮に行ってきました。

外国の方も多く、大変な賑わいでした。

今まで知らなかったのですが、明治神宮は原宿~代々木~参宮橋までに渡る広大な敷地なんですね。

中には池や宝物殿(来年春まで改修中)、武道場などもありました。

何度も訪ねたいすがすがしい場所です。

今日の話を始めます。

先月末に西澤潤一先生が92歳で逝去されました。

いままで色々な方にご指導いただきましたが、西澤先生は特に強く記憶に残っています。

2006年と2008年二回ご指導いただきました。

追悼の意味も込めて業績面/思想面の2回に分けて書かせていただきます。

西澤先生は「半導体の父」と呼ばれ、ノーベル賞受賞は当然と考える人が大勢いたのはもちろん、

「西澤賞(メダル)」はノーベル賞より権威があると考えていた人も居るほどの活躍をされました。

ご著書も多く、ネット上にも様々な情報がありますが、私が直接指導を受けた内容のみ書きます。

今週は、その業績面についてまとめます。

①エネルギー問題について

もともと地球の炭酸ガス濃度は70%程(現在は0.03%)であったが、主にシダ類が吸収し、

地熱で分解され化石燃料に変わった。

現在人間が化石燃料を掘り出して、ジャンジャン燃やしているのに、炭酸ガスの濃度が上がら

ないのはありえないことである。ただし実際には上がっていない。

本来大気中に充満するはずの炭酸ガスはどこに消えたのか?

答えは海の中で、それも深い層にため込まれている事が分かった。しかし近年の異常気象

で海流もおかしくなっており、いつこのガスが噴出してもおかしくない状況である。

炭酸ガス濃度が4%を超えると人間は絶滅する。西澤先生はあと200年以内にその状況

になると考えられている。この研究は世界で注目され、例えば豊田章一郎がこれを聞いて

プリウスの前倒し発売を指示したそうである。

解決策:

水力発電と直流送電。世界の川の0.1%の力を電力に換えれば世界需要をまかなえる。

それを直流送電で世界中に送ればエネルギー問題は解決。

補足:現在の交流送電では送電距離30kmが限界だが、直流であれば1万km以上可能。

西澤先生が直流⇔交流の変換機(効率99%以上)を発明されたので実現。

地球の周囲が4万kmなので、理論的にも世界を結ぶことが可能。

実際中国の三峡ダムでは直流送電を採用。西澤先生はこの方法をまず日本の電力会社

に売り込んだが相手にされず、米国GEで研究を進めた。三峡ダムで実用化という現状を見て、

日本でも慌てて研究に取り組んでいるが、情けないことである…

②レーダーについて

日露戦争に日本が勝った理由に無線機の活用がある。無線はイギリスの発明だが、アイディアは

東北大の八木先生。今でもテレビアンテナは八木アンテナという。ただし日本人はその技術

を正当に評価できなかった。

イギリス人(マルコニー)はすぐに気づいてその技術を取得し実用化。

それを追って実用化したドイツに日本は教えてもらったという、笑い話のような本当の話。

イギリスはこの日本から教えてもらった技術のおかげで、当時戦争中だったドイツに対し、

戦争末期に一気に形勢を逆転して勝利した。

西澤さんが英首相サッチャーに会った際「日本は基礎研究をせずに真似ばかりする」と言われた。

悔しいのでこのレーダーの話をしたところサッチャーが黙り込み、一言「サンキュー」と言った。

③情報通信について

歴史を知らないアメリカかぶれの研究者が、西澤さんに対して「日本はIT技術に貢献していない」

と言った。光通信はその発振、伝送も西澤さんの発明なのに。

アメリカ技術開発など最近の話で、歴史を見れば日本が先生の方が長い。

例えば:

90年代初期アメリカ経済を力をなくしていた際、米議員のブラッドレーが「アメリカはなぜダメか」

という椎名素夫議員の講演を聞きに来た。内容は「アメリカは新商品を開発するのは上手だったが、

大量生産で日本に負けてその商品開発力の自信まで失っている」

ブラッドレーは大変感銘を受け、講演終了後椎名さんと同郷の西澤さんに、

「大変勉強になった、ところで我々は何をすればよいのか教えてくれ」

西澤さんは「情報通信をやりなさい」と教えた。

その二週間後、ゴアが「情報スーパーハイウェー」構想を大々的に発表した。

今のネット社会はそのインフラから構想まで日本発なのである。

この様にご自身が直接、主体的にかかわったことのみを整然とご指導いただいた。

今でも自分の頭にもその熱が乗り移り元気になったことを鮮明に覚えている。

当時すでに80歳を超えられていたが、顔色も良く姿勢よく直立で講義くださった。

本物の人格、教養とは何か、そして格好良いとはどういう事かを全身全霊でご指導いただいた。

来週は研究に臨み、成果を出し続けたその一生を支えた「西澤先生の考え方」を自分なりにまとめます。

写真ですが、20歳を迎えた社員を囲んでお祝いをしました。総勢12人!

Photo

やっと会社の宴会でもお酒デビューです。

数杯飲んでいましたが、次の日も元気に出社していましたのでお酒耐性問題なさそうです。

頼もしい限りです!?

今日も読んでくださりありがとうございました。

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