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2018年12月25日 (火)

中学受験 中三になって総括

おはようございます。

今週が平成30年最後の営業週になります。

何を書こうか考えたのですが、このブログでも書いていた現在中三になった長男受験その後を書きます。

現代の中学受験はかつて自分が経験したのとは様相が異なります。

塾の進める高度にシステム化された授業についていく気力と体力が続かないと

あっという間に挫折してしまいます。

受験をさせるかさせないか、はっきり決めてから入塾説明会に行かないと

家族がバラバラになる危険性があるほどだと思います。

長男の場合も、そんな事とは知らずにダメなら止めればよいと、深く考えずに始めてしまいました。

当然問題がたびたび起こり、夫婦で本当に色々話しましたし、時には険悪な雰囲気にもなりました。

自分もそうですが、親は自分の子供に対して

「わが子はもしかしたら秀才なのではないか」

と淡い期待を持ちつつ塾に通い始めますが、当然ほとんどの場合普通の子です。

それに気づいた時には、すでに塾にはまっており抜け出すのが難しいです。

学校の勉強とは全く異質の、とても難しい問題に

「システムとして」

取り組んでしまっていますから。

算数はもはや数学ですし、現代文や社会は高校生レベルです。

大手塾の偏差値50(真ん中)は、一般の小学生なら天才レベルだと思います。

しかし、塾が本当に大切にするのは偏差値60以上の超天才です。

でも、塾も落ちこぼれないように普通の子に対しては各種補習講座(別途有料:高額)を用意しています。

もうこの時点でもお金に対する感覚がおかしくなってきます。

現代の受験は一握りの学業エリートの選別に、多くの普通の子が付き合わされている

と言ったら言い過ぎでしょうか。

結果的に長男は、今通っている学校の先生に

「私がうらやましいと思うほど、学校生活を楽しんでいる」

と言われるほど毎日楽しそうに学校に行っていますので良かったですが、

今年小6の次男には受験勉強を全くさせませんでした。

野球に空手と運動大好きな次男(長男も好きでしたが)には犠牲が大きすぎると判断しました。

結果オーライというには、現代の中学受験は時間的経済的負担が大きすぎ、

ダメだった時にあまりにもリスクが大きすぎます。

ダメ、とは全部の中学に落ちる、もしくは入った学校が合わずに不登校になる。

気を許せる昔からの友達は地元の公立中学に行ってしまっていて会えずに、ますます追い込まれる。

勉強する習慣がつくから良いという人も居ますが、

落ちてしまえば逆に抜け殻のようになってしまう危険性も高いと思います。

自分が子供だった頃の受験動機は、親が:

公立学校が荒れているから、将来良い会社に入ってほしいからその近道として

というような感覚だったと思います。

ところが現代においては、公立学校も行儀がよく、将来良い会社に入ったとしてもその会社が無くなってしまう世の中です。

たった30数年で大きく様相が変わりました。

これから更に30年後など、予想がつかないです。

では30年後、世の中がどうなろうと真に学ぶべきこととは何か。

まず大切なのは真の友人関係を築くことです。

スポーツでも勉強でも、文化的活動でも

真剣に取り組むことでお互い信頼し何でも話せる「友」を作る。

それはこの時代にしかできません。

そしてその上で大切なのは、各人が持っている文化、歴史を知ることです。

今はこの教育が全くされていません。

学校であれば「校風」、家族であれば両親や祖父母から受け継ぐ「家風」、会社でいえば「社風」

そんなのありませんという人がいるかもしれませんが、それは必ずあるのです。

ただ教えられていないだけ。

たった一度の人生だから、全力で生きるという「考え方」は大切です。

ただしここで言う一度の人生とは「体」の事だけです。

それは確かに有限ですが、親の思いを受け継ぎ、子供を育てる。

その時点で三世代はすでに「心」でつながっています。

そして会ったことのない、同じ時代には「体」が無かったご先祖様とも。

今いる自分は、その歴史・文化のバトン・襷(たすき)を担っている。

まずそれを知ることが本当に大切です。

知ることができると、自分の役割に気づき自然と生きる力が湧いてきます。

文化とはその人の生き方そのものです。その集合体が「国」と定義されるはずです。

その各人が持っている生き方こそが「個性」で、その個性を引き出す事こそ教育の肝です。

自分の進むべき道を教師から諭してもらえる。

こんな「師」に巡り合えれば、本当に幸せなことです。

その道を進み、他者に感謝される人に成長する。

感謝を集められる人は30年後に社会がどうなっていようと、自立した不動の魂を持っています。

そんな人は他者のせいにしたり、社会のせいにして逃げたりしません。

自分が社会という文化を「今」担っているのですから。

これこそが真の教育の目指すところです。

子供の学びの基本は家庭です。学校ではありません。

大人は社会を作る仕事をして、子供に手本を示す。学校はその補完をする。

子供の教育に熱心になる前に、大人こそが日々勉強、日々努力です。

写真ですが、先日会社で問題発生!

Photo

リフターの上下可動部に布が挟まってしまい、全く使えなくなってしましました。

従業員総出で直そうとしましたが、びくともしません。

業者さんに電話したところ「もう直らない可能性もある」と言われ途方に暮れていたところ、

大きなハンマーでたたく、というアイディアを思いついてくれた社員のおかげで

直すことができました。

直接の仕事ではありませんが、社員一丸協力して修理ができた達成感で皆が笑顔に。

チームワークと具体的な達成感の大切さ、仕事の本質を見た気がしました。

今日も読んでくださりありがとうございました。

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