« 目標を「立てる」 | トップページ | 理想の働き方とは »

2019年9月30日 (月)

次世代に必要となる仕事とは

おはようございます。

ラグビーワールドカップ、やはり盛り上がってきました。

地元開催で数万人の応援がある、これはとてつもない力を発揮するのですね。

今日はそんな、目には見えない力について書きます。

 

先週の最後に、「モノづくり」で世の中を一変させる偉人について書きました。

今週はこれを補足します。

 

先週末に医師をしている友人と会う機会がありました。

同じ年頃の子供がいるので、

「子供たちは今後はどんな仕事を選ぶべきか」

という話になりました。

彼の答えは

「AI(人工知能)関連」

以外にも

「医者はほとんどいらなくなるよ」と。

曰く、

「症例が細かすぎ、また処方する薬も種類が多すぎるので人間の対応には限界がある」

「AIロボットに症状を話せば、適切な診断を下し、間違いのない薬が適切な量で処方される」

たしかに機械が間違えた診断を下す可能性もありますが、それは人間が診断しても同じです。

ただし、人間の医師にしかできないことがあるとも。それは:

 

「患者さんの声を聞いて励ます事」

 

この話は非常に重要です。

「励ます」とは、科学的に言えば見えない物です。

「かめはめ波」の様に、目に見える電流を相手に注入するわけではありませんから。

また機械の音声でも励ましの言葉を発せますが、そこにはエネルギーはありません。

実はここが現代科学の限界だと思っています。

科学は何でも可視化しようとしますが、いつも観察者である人間を上位に置きます。

でも先週書いたように、人間の存在自体がよく分かっていないのですから

そこには自ずと限界があります。

 

皆知っているのですよね、

信頼する人からの心のこもった励ましが、どれほど強いエネルギー持っているかという事を。

そしてその逆も。

特に自分の体調が悪く、不安に思っている患者さんであれば一層その思いが強いです。

自分にもこんな経験があります。

患者に向き合わずカルテだけ見ながら話しする、先端医療を標榜する医師の言葉に怒りを覚え絶望し、

伝統的手技治療をする先生のまっすぐな視線と

「大丈夫、治るよ」

の言葉で一瞬にして救われたことが。

実はその瞬間に「治療」はほぼ終わっていたのかもしれません。

後は「元気前向きパワー」をもらった体の自己修復機能がメインに。

ときには薬に頼り、安心することでその機能が働くこともあると思いますが、

やはり大きいのは目を見て人から直接いただく言葉によるものだと思います。

それほど、人のエネルギーは大きなものです。

スマホ中毒の現代人は、これを忘れさせられていないでしょうか。

繰り返しますが、適切な診断を下すだけであればAIで十分ですから。

でもその場合、「救われる」ことから始める治療はかなり難しいかもしれません。

 

「医師はいらなくなる」

「医師が居なければ本当の治療は始まらない」

これ矛盾するようですが合っているのです。

「人の気持ちが分からない医師は:いらない」

「人の苦労をくみ取り、励ませる人格を持った医師:引く手あまた、いないと困る」

 

ちょっと遠回りしましたが、これはモノづくりにおいても同じです。

一見同じようなものに見えても、そこに工夫や努力が詰まっているものは光ります。

そういうものは、分解しない限り見えないところまできっちり作ってあります。

日本が施工すると信頼性が高い、トンネルや橋、高層ビルといった大きな構造物に目を奪われますが、

実際に身近で使っているものにも、先人の努力が詰まっているものが多いです。

規格化されたものであれば、きっとロボットが複製大量生産できる世の中になると思います。

でも誰も作ったことのないものは、人間がエネルギーを注ぎこまなければ実現できません。

その「エネルギーを注ぎ込む」

という行為こそが、人が生きていると実感できる事です。

もっとも身近な例でいえば、「おはよう」「おやすみ」といった日常のあいさつです。

そして自分のしたことが人の役に立ち、感謝される

これほど幸せな状況はありません。

そんな仕事を職人仕事と表現することが多いですが、

物のない時代は誰もが職人気質をもって仕事に取り組んでいたと思います。

困っている人、必要としてくれる人のために、自分ができる範囲で物を作る。

人の一番幸せを実感する仕事を、儲けは後回しで、地域の皆が協力して行う。

かつての墨田区もそうだったと思います。そりゃ街も活気づきますよね。

 

これから社会に出る子供たちは:

自分が大きな可能性を持っていることに気づき、そのエネルギーを何かにぶつける。

生きている限りぶつけ続けられる、そんな仕事を見つけてほしいです。

きちんと前向きに仕事をしていれば、生活に困る事は決してありませんから。

 

写真ですが、少し前にものせた「セイタカアワダチソウ」です。

Photo_20190927132301

台風15号の風にも負けずまっすぐ立っています。

いくら高くても、子供が片手で引っこ抜けるほど根は浅い。

それでも暴風に耐えてしまう。人の知恵、科学が解明している範囲の狭さを実感します。

でも中にはやっぱり風に負けてしまったのも:

Photo_20190927132501

ちょっと分かりにくいですが、写真右側から左にかけて倒れてしまっています。

そしてその先は、さらにまっすぐに立ち上がり伸びています。

夏も終わりそろそろ枯れ始めているのもありますが、

これは倒れたからか?最後の力を振り絞ってまっすぐに立ち上がろうとしています。

きっと理由や理屈など関係なし、命が燃焼をする姿を見せてくれます。

このエネルギーはたった一粒の種に秘められているのです。

そう思って見ると、大きな力を感じ勇気をもらえます。

今日も読んで下さりありがとうございます。

« 目標を「立てる」 | トップページ | 理想の働き方とは »

生きるという事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 目標を「立てる」 | トップページ | 理想の働き方とは »

フォト
無料ブログはココログ