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2019年12月 2日 (月)

脳の使い方

おはようございます。

先週のブログで、本能をコントロールすることの大切さを書きましたが、

自分で書いていて説明が足りないなと感じていました。

補足させてください。

 

まず脳の働きですが、

右脳、左脳には役割分担があることが分かっています。

右脳は感情をつかさどり、左脳は言語野計算などの理論を受け持つ。

例えば、社会人が何か難しい資格を取得しようとします。

当然色々な知識を記憶しなければいけなくなりますが、その時には主に左脳に対して

「記憶しなさい」

と自分(先週の言い方でいえば「志」)が命令しています。

難しいことを記憶するというのは、とてもエネルギーを消耗する作業ですから

本能に従っていてはあり得ないことです。

特に学生と違い、大人が自らの意志で取得する資格には大変なパワーが必要です。

成長した動物はこんな困難に挑みません。

脳も手足と同じように、「自分」が使う道具であると知っている。

これが動物と人間を分けています。

 

右脳では感情をつかさどりますので、芸術的発想や時には怒りの感情もわくかもしれません。

それをどう処理するかを選択できるのが人間です。

突発的に怒りの感情が湧いたとしても

「100を数えればなくなる」

と言いますが、これは脳の機能面から見ても正確という事です。

もしそれ以降も怒りが続いているのであれば、

それは右脳で生じた感情を左脳に移してしまい

自分で怒るという選択を理論的にし続けていると言えます。

逆に右脳優先で生きる人は怒りをためずらいのです。

過去の苦痛を論理的に解析し続けるほど、体の一生は長くないです。

 

仕事中など、緊張を要する時にはどうしても左脳優先になりますが、

自然の中でリラックスしていたり、うとうとと夢心地の時には右脳が活発になり、

普段の自分では考えられないような発想が生まれたりします。

それを無理やりに起こすのが「飲酒」という習慣です。

自分も、飲酒をすると理論的思考が薄くなり、

何だか楽しくなってきていろいろと思いついて人に話をしたくなります。

それで右脳を開放し、バランスをとっているのかもしれません。

逆に左脳優先状態が長く続くと、脳全体のバランスが崩れてしまい大変高いストレス状態に置かれるのは

この話からも分かると思います。

 

武道の稽古は対面してくださる方がいますし、真剣に対峙しないと怪我をしますので

理論的に考えていては対応が間に合いません。

自分が反復稽古したことを、無意識にぶつけられるようにならなければ上達しませんから。

達人になると、無心で技が出るそうです。禅の境地と同じそうで、そこに至ると武道は

「立禅」と称させる状態になります。

座禅に対する立禅です。

なかなかそこには行きつきませんが…

 

現代科学では色々なことが分かってきてるように感じますが、我々の先輩たちは

すでに脳を休ませるという「技術」を身につけていたことが分かります。

科学で他者や物を分析しても、到達できないのが本物の技術です。

現代一般的に言う「科学技術」とは質が違うのです。

対象物を見て観察する

「科学」

その中でも人の魂が生き生き豊かになるものを

「技術」

と定義できるかもしれません。

技術とは科学ではなく、真摯に生きる人の歴史が作り出すものだからです。

 

写真ですが、左脳状態から右脳発散の場に変わったと言える場所です:

Photo_20191128111001

これはオリンピックに対して整備された、東京都にある弓道場です。

写真だと分かりにくいですが、まさに弓道の稽古を行っているところです。

とても気持ちの良い場所ですが、ここはどこかと言うと

夢の島=ごみの埋め立て地です。

縁あって初めて行きましたが、豪華なクルーザーがたくさん係留してあるハーバーや、

ごみの焼却排熱を利用した立派な植物園、プール等各種スポーツ施設に宿泊施設、

そして木陰や空き地もたくさんあり心地よいです。

ごみ処理と言う人の理屈から生み出された場所が、現代では魂の錬磨場になっている。

安価な使用料の大きな駐車場もありますので、機会があればぜひ行ってみてください。

今日も読んで下さりありがとうございました。

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