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2020年1月20日 (月)

1人1人が国を支える

おはようございます。

今年も恒例の新年勉強会で、寺島実郎氏の話を聞いてきました。

(講演会引用始め)

〇昨年同様、日本の高齢化に対する危機:

 ①2050年近辺には人口一億人を切り、その40%は高齢者(65歳以上)

  1966年に一億人を超えた際には、65歳以上人口は6.6%であった。

 ②2019人に生まれてきた「新生人」は86.4万人。これはピーク時の3分の1。

  よって今のままでは大学経営は成立しない。

  大学=60歳以上の人が行く場所になる可能性すら考慮する必要がある。

〇日本経済の異常さ:

 ①株式の筆頭者が日本銀行になっている(上場株式を最も持っているのが日銀)

 ②米国では禁じている、年金基金の株への投資

 これらにより今の株価が維持されているが、株価下落があれば崩壊するシステム。

 歴史を顧みれば絶対安泰などあるはずもなく、実体のない経済になってしまっている。

 (一旦引用終わり)

これらは我々が今暮らしている社会の現状認識として、各人がしっかりと考えなければいけない事です。

この面では、高度成長期に暮らした先輩方の教えが役に立ちにくいとも言えます。

自分たちで切り開いていかなければいけません。

この思いをさらに強くしたのが、寺島氏の次の話(引用再開)

〇米ソ冷戦時代と、現在の米中二極化争いの違い

 ①米ソ冷戦は、資本主義vs社会主義闘い=「理念」の戦い

 ②米中冷戦は「利害」の対立:対立の構図が軽くなっている。

  米国は中東で大きな失敗もしている:

  イランはアメリカにとってベトナム戦争の二の舞になりかねない。

  またイスラエルに肩入れしすぎており、自国の行動が矛盾してしまってる。

      (これがトランプ再選に対する一番の危機)

  イスラエルの非核化等中東和平の仲介ができるのは、日本しかない。

  中国も失敗している:

  かつての元はモンゴル王国、清は満州人。

  それぞれの民族に平定されたという過去を払しょくしたいという思いが強すぎるのか、

  習近平は独裁的になりすぎ、国内、周辺国の嫌悪感を買ってしまった。

  反面「ファミリー」を主に考える民族であるため、

  ビジネスでも国境をたやすく超えて活動するという特徴がある(アジアに広がる華僑経済圏)。

結論:大国の横暴が終わり、地域パワーが復権する。

(引用終わり)

地域間、人種間で大きく隔たりがあった文化の中で、欧州米国を中心とする白人社会がその力で

まとめようとしていたのがこの100年間の傾向であったと思います。

しかし現代、科学の発展により:

船で2か月弱かかった地球の裏側まで、飛行機なら一日で行けるようになり。

また情報も光ファイバーを通じて、一瞬で世界を駆け巡ります。

地域の均質化が行われているように見えます。

武力も強くなりすぎて、逆にもはやその意味を失っているように感じます(地球が壊れてしまいますので)。

いままでの意味での「大国」が出現する土壌がすでに無くなっているのです。

その時に必要になるのが、寺島さんのおっしゃる「地域パワー」だと思います。

「地域」とは、まず日々接する隣の人、仲間です。そして力を合わせて発揮するのが「パワー」

じつはこれ、人にとって一番難しく、知的な行為だとおもいます。

古今東西、人の悩みは「隣人」によって引き起こされますから。

ちょっと長くなりましたので、続きは来週書きます。

写真ですが、仕事に向かう途中の新宿御苑脇のコインパーキングで:

Photo_20200117131701

先ほど科学の発展と書きましたが、この車を見ていると果たしてその方向が正しかったのかと考えさせられます。

もちろんそれは後付けの感想で、見つけたときには

「格好良いな~」「どんな人が乗っているのだろう」「すごいなぁ」

というワクワクする感情だけでした。

ワクワクするというのは、大切なキーワードです。

今日も読んで下さりありがとうございました。

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