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2020年2月10日 (月)

祈り

おはようございます。

中国発の肺炎蔓延、経済的なダメージもじわじわと出てきているように感じます。

クルーズ船の混乱は、船の旅が好き(伊豆七島ですが)なので想像できます。

船は揺れることを踏まえて、手すりが部屋を出てから例えばレストランまでずっと続きます。

年配者であれば、揺れが無くてもそれに頼るのは自然な事ですからあっという間に広がってしまいます。

 

ダメージについて、当事者の具体的な話をお聞きしました:

先週は中部地方の機械メーカー社長と久しぶりに会食。

社長がおっしゃるには、完成した複雑な機械を中国の客先に輸出するのには出荷前研修が必要。

しかし客先の中国人は出国できずに、研修を出来る見通しが立たないと。

研修をしなければ出荷できず、検収も上がらない(入金されない)と

頭を抱えていました。

同じような状況はこれからますます増えていきそうです。

実態が分からない中、出来ることは今日の題に書いた

「祈り」

しかないような気もしてきます。

 

今日は「祈り」を会社内の役割として切り取ります:

会社内の役職表記は、各社それぞれで分かりにくいことも多いです。

特にカタカナやローマ字表記はわからないですよね。

でも本質は一緒で、役職が上がれば上がる程

「祈る」

事が大切になります。

学校を卒業して新入社員として入った場合、まず「祈り」などないです。

日々仕事に必要とされる知識の習得に努め、先輩の指導に従う日々。

それを繰り返すうちに、なんとなく「型」のようなものが身につき、

新規の顧客対応や開発担当をできるようになる。

ほとんどの場合最初は上手く行きませんが、失敗を繰り返すことにより「様」になってきます。

すると成果を出せるようになり、自信がついて評定や態度にも余裕が出てきます。

しばらくすると逆に担当する新人がつくようになり、仕事のやり方を教えるようになるでしょう。

さて、ここまではほとんど「祈り」の要素がありません。

必要になるのはその先です。

カタカタ言葉では

プレーヤーからマネージャーへ。

日本語では何ていうのか…

担当者から管理者へでしょうか。

一般的に、マネージャー(課長)になると自分の担当する、守るべき組織ができます。

マネージャー(課長)とはその組織を自分の体として思い、動いてもらうことにより成果を上げます。

マネージャーになっても

「自分でやった方が早いから」

と、営業に行ったり設計したりしてしまえば、部下が育ちませんし、

責任者としての自分の仕事=目配りがおろそかになってしまいます。

出来る限りの指導をしていったん動き出した後は、片眼をつむって良いところだけを見る。

その時に必要になるのが「祈り」です。

祈るしかないのです。

この転換が「言うは易き行うは難し」でなかなかうまくいかないです。

 

企業における事業承継が、税制面はもちろん人材面でも大きな問題になっていますが、

人材面の評価基準がとても重要です。

それは経営学ではなく、やはり祈りの力ではないでしょうか。

代々経営を引き継いでいる、もしくはこれからも経営を継続反映させる会社の創業社長と、

社員幹部、役員、社員出身社長、二代目社長…に差があるとすれば、

それは表面的な能力差ではなくこの差かもしれません。

創業者は、祈ることがルーチンワークになっています。

それは上にあげたマネージャー(課長)のレベルとは全く異なる全人格をかけた「祈り」です。

気づいたら周りに誰もいない恐怖に打ち勝って、決断し続ける。

机上の知識も参考程度には役立ちますが、最後に必要なのは人間としての力です。

 

身近なところでこの「祈り」を圧倒的に体現しているのが、子に対する母の祈りです。

母はいつでも子が安全に育つことを思うのはもちろん、

時には命すら投げ出す覚悟ができていますから。

どんなに立派な社長でもそれには敵わないかもしれません。

男は大きな責任を負い、長年かかってやっとその境地に到達する。

そう考えると、どんな状況になろうと挫折しないで頑張らなければいけませんね!

 

先週は今年初めて、氷点下の朝でした。

メダカたちの住み家もこの通り:

2020_20200207091301

氷の厚さは、人が乗っても割れないほどに。

でも同時に春の息吹も:

2020-1

張り詰めた氷と、花のほころびの対比。

祈りを超越した、自然の摂理に圧倒されます。

今日も読んで下さりありがとうございました。

 

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