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2020年2月24日 (月)

新型肺炎下における経営環境考察

おはようございます。

先週は新しいプレス材料の加工方法について、材料メーカー様に勉強会を開いていただきました。

ご指導いただいた材料メーカー様、そして一緒に勉強した金型メーカー様も前向きに

取り組んでいただけそうです。

仲間が力を合わせ、世の中に新しい価値を提供できる。

その可能性を実感しゾクゾクする様な高揚した気分を味わえました。

仕事って面白いです。

 

ただ足元の経済状況は急速に悪化してきたように感じます。

日向としては、向こう三か月の予想は横ばいで推移していますが、

いつオーダーキャンセルになるかは見通せないです。

その主たる原因は、疫病による中国経済のストップ。

これは、結果的にはすぐに回復したリーマンショックと比べて、圧倒的に大きな負の影響を及ぼしそうです。

以下に中国でも会社を経営していた大先輩にご指導いただいた内容を踏まえ、その考察を記載します。

 

現在、世界的に見ても現在の中国は様々な製品の製造拠点になっています。

日本だけではなく、世界が中国に製造を依存しているのが現状の世界経済の仕組みです。

しかし今回の騒動により、すでに外資が中国から撤退を始めています。

すると外から外貨が入らず、経済成長は止まり、国民は職を失い、政情不安になります。

そして一番重要なの視点は、通貨についてです。

中国元も国際通貨(両替出来る)にはなっていますが、実際には決済通貨にはなり切れていません。

(中国との貿易でも、製品の支払いでは米ドルやユーロ、円で行う。実際にはほとんどが米ドル)

外資の撤退により、外貨が減り、財政投融資(公共投資)の資金が枯渇してさらに政治に求心力がなくなる。

アメリカと貿易戦争をしているように見えますが、アメリカが為替を少し締め上げれば、

中国経済はあっという間に危機に瀕します。

仮想通貨の高騰という足音も不気味です。

 

もちろん日本も対岸の火事という訳にはいかず、大打撃を受けます。

現状ではこれ以上の考察は出来ませんが、安定した社会基盤が失われるのは確かだと思います。

情報が多すぎて、どう理解して良いか分からなくなりますが

こうして書いてみると自分の頭を整理できます。

これは決して悲観論ではなく、冷静な現状認識です。

状況は変わらないとすれば、それを前向きにとらえる努力が必要です。

続けます:

 

方や、今一般の日本人がしている生活について整理しますと:

一年中快適な温度が実現できるエアコン完備の部屋で、大画面テレビで映画を見たり、

手元のスマホで世界中の情報が得られたりする。

食事も、近くにあるコンビニやスーパーで冷凍食品を買い、

電子レンジさえあればいつでもとてもおいしい料理が食べられる。

また、スマホからのオーダーで、家に居ながらにしてありとあらゆるものを翌日には届けてもらえる。

さらにお風呂に入れば一度単位で好みの温度に設定できる!

これは人類史を振り返れば、圧倒的権力を持った君主より

「王様」

の生活です。(個人の快楽という)表面的には。

行きつくところまで行きました。これ以上の便利さはもう無いのです。

この様な生活を維持するには、現状に感謝し、感謝しているのあればその実践をする。

それは自分がその維持成長に力を発揮し、その責任を果たし続ける事です。

社会に貢献する、自分の技を勉強して身につける。そしてそれを磨く。

難しい事ではありません、まずは自分の家や会社の周りを掃除する事から始めればよいです。

そうしなければ、どこかで誰かが一生懸命働くことによって作り上げた、

今の便利な生活もあっという間に失ってしまうかもしれないのです。

もし自分が他者に貢献しているという深い自信があれば、世の中の状況がどうあろうと

堂々と生きていられます。

便利=幸せではなく、

幸せ=他者に貢献できている自分を実感する事

ですから。

職種にかかわらず、それが出来ている人を

「職人」

と呼ぶのだと思います。

どのような世の中が来ても、次世代につなげるべく力強く前向きに生きる。

それが楽観的思考の基本で、知識の詰込みよりはるかに大切な本物の「知性」と言えます。

先週の仕事に取り組みながら、そんな事を深く実感しました。

 

写真ですが、また修理ネタです:

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事務所で10年以上使っている加湿器が壊れました。

症状は動き出してもすぐにエラーで止まってしまう。

いつものように作業開始です。

結果は、イオン発生器のはんだ部不良(ほぼ取れかけ:触ったらぽろっと落ちました)。

はんだ付けしなおして、組み込み。しかし30分ほどするとエラー。

再度分解して発生器自体を磨いたら、今度は治りました。

ここでの学び:

センサーやCPUなどコンピューターが高度化しても、信頼性の不安点(ボトルネック)は

結局「はんだ」

これは最高レベルに精密な現代のスマートフォンでも同様です。

原価数円のはんだの不良で、数万円、数十万円の機械が機能を失う。怖いです。

理屈っぽく書きましたが、シンプルに

「直ると気持ちいい~!」

今日も読んで下さりありがとうございました。

 

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