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2020年3月 9日 (月)

命の重さを何で測るか

おはようございます。

先週書いたブログコメント欄に、大変大切な問いかけをしていただきました。

コメントへの返信はさせていただいたのですが、

復習の意味も兼ねてさらに深めたいと思います。

 

質問の前段で書いていただいた、かつての風邪への対応と今の違い:

かつて妹が住んでいたイギリスでは、基本医療費が無料でした。

大人でも薬代のみの負担でOK。

しかしこれには裏があります。

まず最初のアプローチが「電話」。

そこで一般的な「風邪」症状だと判断されれば

「暖かくして寝てくださいね」

で終わり。

決して日本のように抗生物質は出しません。

抗生物質に慣れてしまう怖さを社会が共有しているのかもしれません。

それでも病院に行きたければ、一週間や10日後の日時を指定されます。

(結果、軽い風邪では病院に行かなくなります)

妹は出産もイギリスでしたのですが、日本と比べると唖然とするような質素な対応。

出産は病気ではありませんので、生まれたらすぐ退院。

2人目の時は、子供に先天性の障害が疑われました(結果は問題なし)が、

無料の公立病院では「陽性(悪い)」

検査体制のレベルの低さや熱意の無さを感じたのか、

妹は大変おカネの掛かる、私立の病院でも検査を繰り返しました。

その結果「陰性だろう」「問題ないよ」となり無事出産。

なぜ検査を繰り返したかと言うと、イギリスでは先天性障害の子はほぼ堕胎するからです。

外国の良い一面だけを見て日本を否定する論調が目立ちますが、やめた方が良いというのが、

この様な実地の話を聞くと実感します。

このイギリスの医療現場の話はちょっと特殊かもしれませんが、

かつては日本でも大人は風邪では病院に行かず、各家庭に伝わる伝統的な治療法で直したのではいでしょうか。

 

そして、もう一ついただいた大切な問いかけ「命の重さ」です。

人間は、他の生物を食べることで生きる、という基本的に背負っている罪があります。

いつも書いている「体」の命の維持です。

コメント欄に返答を書かせていただいたので、今回はそれには触れずに行きます。

「魂」としてみた場合、その重さは

「他者にどれだけ必要とされているか」

でわかると思います。

人が一生のうちにかかわれる人は、その数の違いはあったとしてもとても限られています。

この状態を考えたときに

「人生はずっと学校(にいる)」

と考えてはどうでしょうか?

学校で、毎年ワクワクしたり不安になる年度枚の「クラス替え」。

社会人でいえば、会社内で担当が変わったり、部所が変わったり。

転校生が入ってくるのも、新入生や途中入社の社員と一緒ですね。

学級委員を選ぶのも、組合の責任者を選ぶんだり、新プロジェクトの責任者を選ぶのと似ていますね。

学校ではもちろん「勉強」をしますが、それは社会人でも一緒です。

こう考えると、学校で出来ないことは社会人になってもできないと気づかされます。

ただ一つ違うのは、大人は社会に対する「責任」があるという事です。

もちろん子供だって、学校に行くという責任はありますが多くの場合その対象は「親」に限られます。

そしてその責任は放棄しても逃げ場があるかもしれませんが、

大人は責任を放棄すれば社会に必要とされず、居場所を作れなくなってしまう事が殆どです。

 

大人も子供も、日々使う言葉、他者に対する行動が将来の自分の人生に、

「全て」「直接」

つながっている事を忘れてはいけません。

その意味で、一時的な「ラッキー」「タナボタの得」はむしろ害になる可能性すらあります。

自分の生きる姿勢、それを身につけることを大人と言い、それが極まっていく姿を人は

「格好良い生き方をしている人」

と呼びます。

全ての人には、役割がある。

それに気づき、頑張って研鑽すれば、皆がそこに到達できると信じたいです。

それができる社会、そんな人が多い社会を

「良い社会」

と呼ぶからです。

コメントをいただいたおかげで、とても大切な考察をすることが出来ました。

「金型屋の営業」様。いつもありがとうございます!

 

写真ですが、先週は旧暦の初午お祝いをしました。

まずは屋上でお参り:

2020_20200305093001

雨の予報でしたが、この時だけ奇跡的に止んでいました。感謝です。

そして夜は皆で会食。

今年も近所のうを徳さんに素晴らしいちらし寿司を作っていただきました:

2020_20200305093101

今年目玉は左側の巨大ボタンエビ!

後でお聞きしたら、普段なら仕入れ値で一匹2千円近くするとか…

肺炎騒動の影響で安かったそうですが(それでも千円は軽くオーバー)、

外食産業への肺炎影響は甚大だと気づかされます。

 

今日も読んで下さりありがとうございました。質問もお待ちしています!

 

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