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2020年5月 7日 (木)

2020 GW 大来佐武朗の書

おはようございます。

昨日まででGWが終わりましたが、いつもと全く違う日々を過ごしました。

この間は掃除したり、家をメンテナンスしたり、

積んであった本を読んだり、TVやPCで映画を見たり…

今回は偶然手に取った本で、とても大切な学びを得ましたので共有させていただきたいと思います。

 

今回のコロナ自粛の件ですが、冷静に考えるとその前後で世間が変わってしまったことを実感します。

今までの資本主義(おかね主義)は、コロナウイルスの前に吹き飛ばされてしまいました。

そしてGW中に、更に「自粛」が延長されることが発表され、その深刻度はさらに増し

今までは業種(飲食や観光業)に偏ってその影響を語っていましたが、

もうその区分けなく、誰もが大きな影響を受けることになります。

もちろん自分の会社も大変な影響を受けることを覚悟しています。

 

今まで信じてきた主義(資本主義)が壊れたとき、人心も壊れていきます。

ある人は生きる力をなくし、またある人はイライラから粗暴に振舞う。

そうなると…

社会は、その秩序を乱す最低レベルの人に合わせてルールを決めますので、

世の中が規制だらけになってギスギスしだします。

 

補足:

会社も社会も、義務を当たり前と考え、権利はありがたく行使する人ばかりであれば、

ルールなど必要ありません。

「あたりまえ」ですべてが片付くからです。

 

さて冒頭に書いた書ですが、

大来佐武郎氏の回顧録「わが志は千里にあり」

です。

(大変立派な装丁の分厚い本で、重量も重いためにかってから読まずに置きっぱなしになっていました)

大来(おおきた)氏は戦前戦後を型破りの外務・経済官僚として生き、

晩年には外務大臣就任、そして国際人を育てるための大学創立(学長)と活躍された方です。

全く知らない方でしたが、その生き方は現代に大変重要な示唆を与えてくれました。

大きなくくりとして、以下の二つを上げます:

 

● 危機に際して

先の大戦中から敗戦を見通し、まだ大陸と往復できていた時に将来の食糧事情悪化を見通し、

本土への食糧運搬を行う。

● 真の国際化

大来氏は、世界中に足を運び、現地に友人知人を作りながら日本の舵取りを担ってきたが

国際化=欧米化ではないと痛感されている。

言葉が話せるのはもちろん重要だが、それ以上に必要なのは

現地の状況を理解しようとし、その地域に寄り添う心。

そして他者を尊重しつつも、自分をしっかりアピールし妥協点を探る理性。

それが出来て初めて2国間、また多国間のトラブルを仲介する力を得られる。

 

最初の「危機に際して」を読んだ時には、まさに現下のコロナ騒動の後を考えることが大切だと

叱られたような気分でした。

当時軍に逆らい、実行する公務員がいた!

次の真の国際化にも通じるのですが、どんな状況でも動じない自分を確立する事。

その為には資本主義ではない新しい考え方をしなければ、流されてしまうと。

いつの世の中にも、人知れず国、そして組織を支えている人が居ます。

 

現在、テレビ等で良い意見を言っているように見える人、

その多くが演説口調になっているのはとても気になります。

一見正論なのですが、人に考えさせる暇を与えず、その意見に吸い込まれてしまいます。

それは無防備に対してしまえば、とても危険な事態を招きます。

なぜならそれは、

「支え、作り上げる」

という力には決してならず、

「批判し、破壊しつくす」

という暴力的な方向にしか行かないからです。

歴史を学べば、今回の様な不景気になるといつの世もそれが繰り返されていることが学べます。

今回はそれを繰り返してはいけません。

破壊は容易く、創造は遥かに難しいのです。

次回からは大来さんの話を具体的に考えていきます。

 

写真ですが、庭の草むしり中に撮ったブルーベリーの花です:

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今年もかわいい花が咲きました。

甘い蜜をご褒美に、蜂さんに受粉をさせています。

当たり前のように感じますが、本当に不思議です。

かわいいミツバチがせっせと蜜を集めていますが、どこから来るのか、どうしてわかるのか?

そして蜂を応援するかの様に、蝶々がひらひらと。

うららかな春の一日、天国の情景が庭に!

自然の奥深さを実感します。

今日も読んで下さりありがとうございました。

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