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2021年8月15日 (日)

夏休みの読書感想文 笛吹川

おはようございます。

会社は先週一週間夏休みをいただきました。

と言ってもコロナ&W受験生で旅行に行くわけでもなく、読書をしていました。

前回のブログで最後に、読んでいることに触れましたが、

笛吹川(深沢七郎著)を読了しました。

深沢さんの本で有名なのは「楢山節考」だと思います。

笛吹川は、いつもご指導いただいている社長に教えてもらって初めて知りました。

どんな話か全く分からずに読み始めると…楢山節考と比べても、すごい本でした。

 

時代は武田家全盛前後の山梨県、石和。

淡々と、人の死と生がつづられていきます。

病気や懲罰、いろいろな理由で人が感傷に浸る間もなく亡くなっていき、

周りで生まれ変わりのように新し命が芽吹き、

悲しみと喜びが日々の忙しさに混ざっていく。

さらに息子たちが競うように戦に向かっていくことに納得できない母。

自分でも思いがけない行動(戦についていく)を取ります、でもそこにドラマは起こらないんです。

戦なのに武田家の視点ではなく、一般人の視点ですから、

そこにあるのは武将同士の派手な駆け引きではなく、命令されたものの働き。

そこでも仲間が淡々と死に、勝敗が決して行きます。

どんな悲惨な目に合っても、訴えようもなく自分で折り合いをつけるしかありません。

100年後には:

生まれたばかりの赤ちゃんですら、もうこの世にはいないという圧倒的現実を実感させられます。

 

我々現代人は、人生にドラマが起こるように思いこまされているのではないでしょうか。

もちろん、大変な努力をして自分でドラマを巻き起こす人も居るでしょう。

自分が経験した中では(息子友人)、軟式野球をしている中学生が

「甲子園に行く!」

と野球強豪高校に進学し、レギュラーをつかみ、実際に出場を果たしました。

本当に素敵なドラマでした。

でも多くの人には、そんなドラマはなかなか起きないし、起こそうと努力しても挫折が待っていることが

ほとんどではないでしょうか。

挫折と書きましたが、

「キラキラしたドラマ」=善 

という前提だからこそ挫折と感じるのであり、

本当は挫折を乗り越えて、怖さを知り、優しさをつかむことこそが人間の人生だと、

この本を読んで、深く納得しました。

人間になるというのは、自分を知り、他者の能力を認め、お互いの悲しみを抱きあえることだと思います。

そして時代がその人に課した責任を認知できるかどうか。

困難の連続である人生を一人一人が生き抜くには、信念を持つことが大切です。

かつてはそれは

家庭内での「家訓」

学校や先生からの「習訓」

「教育勅語」も大切な習いが詰まっていると思いますが、なぜか現代では否定されている気がします。

 

いずれにしても大切にする信念をもち、その大切にする考えを貫き通す。

そして体の命は頑張っても100年ですが、魂は輪廻することを信じて堂々と世の中に立ちむかう。

その大切さをこの本から学べました。

良き本との出会いは、人生を変えると思います。

まさにそんな本でした。

 

写真は、近場のプールに行くのに子供用に買った水泳ゴーグルです。

リサイクルショップに唯一残っていた物を買いました。

未使用品だったので、安心して。

Photo_20210811065501

開いてみると、左右がバラバラになっており組み立てが必要です。

頭に回すゴムも二重になっており、次男が苦労して完成。

でもなんだかおかしいと思いませんか?

普通はある、ゴムのパッドがないんです。プラスチックのまま。

「これは不良品だ!」

と思いあきらめかけましたが、長男から思わぬ助言が

「水泳部はみんなそんなの使っているよ」と。

ネットで調べると、確かに競技用でした。リサイクルでも千円だったのはそういう理由なのですね。

組み立てる際にも思ったんですよ、左右をつなぐ鼻の部分の部品が何種類もあることに。

顔にぴったり合わせないといけないんですね。

世の中、知らないらことばかりです。

今日も読んで下さりありがとうございました。

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