スポーツ

2019年9月16日 (月)

ラグビーワールドカップ開幕 誘致実現に至る英雄の話

おはようございます。

今週金曜日、ラグビーワールドカップが開幕です。

ラグビーはイギリスで特に人気があるスポーツですが、

日本ではまだ国全体で盛り上がる程ではないかもしれません。

ただ、実際にスタジアムで観戦すると誰もがその魅力に引き込まれると思います。

激しい中にも、統率の取れた気高さを感じるというか。

きっと今回のワールドカップで日本チームが勝ち進めば、一気に盛り上がると思います。

 

先週、元ラグビーヤマハ監督、清宮克幸氏の講演を聞きましたので、まとめます。

話の骨子は、今回のワールドカップ誘致を言い出した方の話です。

その方は奥克彦氏。

この方は外交官で、清宮氏と同じ早稲田ラグビー部の先輩。イラク銃撃事件で亡くなった方です。

奥克彦さんは、早稲田でラグビー部に入るが、同時に外交官になる夢も持っていました。

ただ学業を続けるためにアルバイトもしなければならず、

泣く泣くラグビーをやめなければいけなかったという経験があったそうです。

その後、願い通り外務省に入省し海外留学に行けることに。

そこではラグビーの本場英国のオックスフォード大学を選択。

そしてラグビー部に入部し、とても異例なことに一年目でレギュラーに抜擢。

そして五試合に出場。

二年目はさらなる飛躍が期待されていたが、ちょうど留学されてきた天皇陛下(当時の皇太子)の世話役を

引き受け試合への出場は減ったそうです。学生ですが、外務省職員ですから。

その当時帰国すると必ず会っていたのが、早稲田ラグビー部先輩の森喜朗氏(元総理)。

ラグビーの話を熱く語り、その中で日本でのワールドカップ開催の話もされていたそうです。

2003年11月に悲しい事件が起きてしまい奥さんが殺害されると、

森さんはその遺志を継ぐために本格的に誘致活動に本腰を。

この経緯を知っていると、ラグビーワールドカップが日本で開催されることが

「偶然」や「幸運」

ではなく、強い意志で達成されたことに気づかされ、観戦にも熱が入るのではないでしょうか。

 

奥さんが常に大切にされていた言葉が

「ノブレスオブリージュ(フランス語)」

直訳すると

「高貴なるものの定め」

この言葉を知り、清宮さんも行動が変わったそうです。

奥さんがテロリストに殺害される直前に、週刊誌に「狙われる外交官」という記事が載ったそうです。

そこには奥さんの名前も。

そこで清宮さんが、奥先輩に注意喚起のメールを送ったところその返事は:

「メールありがとう。今、外交官としてイラクの子供たち、そして日本の為に働き生きている。

 どうして帰れようか。まだハーフタイム。ノーサイドまでは帰れません。ダイハードです(笑)」

それが最後の連絡に。

(ダイハード:映画にちなみ「どんな危険でもなかなか死なない」の意味)

 

奥さんの死後、知人が集まると最初は

「なぜ奥さんが殺されなければならないのか」

と皆荒れたが、次第に

「俺たちのできることをやろう」

と考えがまとまっていったそうです。

そして奥さんがイラクでやろうとしていたことをたどると、それはイラクの子供たちへの教育支援でした。

そこで「奥:井ノ上(一緒に行動し殺害された外交官)基金」を作り、数百の学校に黒板や図書、地図を

送ることが出来たそうです。

贈った黒板には端に日本国旗が描かれているので、多くのイラクの子供たちが日本国旗を見ながら勉強をする事に。

ノブレスオブリージュは、出会う人や、そのタイミング、時間によっても変わって行くと。

清宮さんはヤマハの監督を退任後、一度ラグビー界を離れる決意をされたそうです。

その後協会内のクーデターがあり、再度より重要な責任者としてかかわる事に。

今の清宮さんにとっては日本のラグビーを作り上げる事と仰っていました。

(講演引用ここまで)

 

ラグビーワールドカップ誘致へかける情熱。個人的には森さんへの見方が変わりました。

ここまでスケールの大きな話ではなくても、我々一人一人やるべきことを見据え、

そこからぶれない様に日々大切に一生懸命生きることは、とても大切な事です。

目標は、一見小さなことでも十分貴重だと思います。

学生であれば学年で50位以内に入るとか、スポーツの大会で一回戦を突破するとか。

社会人ならミスなく業務を行う、安全運転で確実にものを届ける、

事故無く日々の予定通りの数量の製造を終える、など。

目標を見据えて生きている人は、一見同じように見えても「歩き方」や「目」が違います。

社会が停滞している外国に行くと、目標無くぶらぶらと歩いている人が多いです。

当然目つきも悪くなり、治安が悪化して共同体が壊れていきます。

自戒の意味も込めて書きますが、

目標無く生きてしまうとあっという間に時は過ぎてしまいます。

逆に見定めた目標は、かなり高い確率で達成できると実感しています。

もし先が見通せない時間があれば、決して不安にならず、

次の目標を見つけるための勉強の時間ととらえればよいです。

目標を見据えるというのは、きちんと生きるために何より大切な事だと思います。

そしてもう一つ、目標を見据えるために必要なこと。それは

「縁を大切にする」

という事。

清宮さんの話は、ここに書いた以外もほぼ全て「早稲田ラグビー部」つながりでしたが、

それは早稲田のラグビー部が特別という訳ではなく、

知り合った縁を大切にして、つないで行った清宮さんのすごさだと思います。

きっと明治のラグビー部に所属していても、同じような仕事をされていたと思います。

一所懸命に。

ラグビーワールドカップ誘致の話から深い学びを頂きました。

 

写真ですが、台風15号の被害状況です。

千葉県は本当にひどい被災状況で、まだ被災状況も分かっていない状況ですが

身近なところでも被害がありました:

Photo_20190912141101

小学校脇の通勤路には、人の手では動かしようがない大きな木が道をふさいでいました。

ちょうどぎりぎり一台分のスペースがあったので、混乱状況にならずに済んでいます。

会社の駐車場では:

Photo_20190912141301

壁が倒れていました。

いつもはこのスペースに皆が自転車を止めています。

こちらもぎりぎり駐車中の営業車をかすめるように倒れています。

どちらも後少しでより被害が大きくなるところでした。

幸運です。

今日も読んで下さりありがとうございました。

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